2009/04/02

Honest JonsよりMarvellous Boy・Calypso From West Africaのリリース・インフォ届きました

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V.A./Marvellous Boy Calypso From West Africa
以下インフォより抄訳:
 カリプソ・ブームの一翼を担った名コンピレーション「LONDON IS THE PLACE FOR ME」シリーズのフォロー・アップとなるアルバム。1950年代ロンドンはSOHO地区の音楽シーンのもう一つの側面に光を当てるものだ。
 戦前の英領西アフリカでのダンス・バンドのサウンドはLovely String Band(1912年に初めてのカリプソの録音を果たしたバンド)などトリニダッドのオーケストラのサウンドと酷似していた。西アフリカ初のモダンなスタイルでのカリプソのレコーディングはシエラレオネのフリータウンにてEbenezer Calendar、Famous Scrubbsによる。アフリカとヨーロッパの楽器をミックスし、ブラスは駐在植民地軍の軍楽隊がもたらした伝統に沿って演奏され、クレオール風の美しいリリック、クラシカルなカリプソニアンが必ず身につけていた優美さを兼ね備えていた。
 英デッカはガーナでの最初のカリプソ録音も行った。ガーナではカリプソとハイライフをミックスしたサウンドがダンスフロアを支配していた。Julie Okineをフロントに据えた The Tempos 、そのバンドが発展したThe Black Beats、 The Red Spots、そしてThe Rhythm Acesが当時の代表的なバンドである。
 ガーナからのKing Mensahの侵略、そしてThe Tempos’のツアーによって、1950年代のナイジェリアに音楽的なイノヴェーションが起こった。Bobby Benson率いる11人編成ハイライフ・バンド、そのバンドから独立した二人のトランペッター Victor OlaiyaとRoy Chicagoがそれぞれ率いたバンド、the Cool CatsとRhythm Dandiesがが最初の、特筆すべき大ヒットを放ったのである。
 The Mayor’s Dance Bandはナイジェリア音楽界のセレブErekosima ‘Rex’ Lawsonによって、Nigeraphone Studio Orchestra Of Onitshaの次に編成されたバンドで、1960年代をとおして大きな成功を収めた。Lawsonのトレードマークであるイボ語のリリック、彼のルーツを反映した素晴らしくカリビアンなテイストのトランペットをフィーチャーした”Bere Bote”はこのアルバムのハイライトのひとつである。
  Lawsonと同じく、Steven Amechi は東ナイジェリア出身である。”Nyron Dress”のギターソロはイボ・ハイライフの王、Stephen Osita Osadebeによるものだ。
 The TemposのドラマーGuy Warrenは再びロンドンへと赴いた。そこで彼はKenny Grahamが始めたAfro Cubistsのためにドラムを叩いたのだ。「ロンドン滞在中はピカデリーのそばにあるカリビアン・クラブによく行った。カリビアンのたまり場だったね。一晩中カリプソがかかってた。ナイジェリアに帰るときカリプソのレコードを持って帰って、仲間達とその曲の奏法を研究した。音楽的な抑揚がハイライフに似ているとすぐに気づいたね。」
 Guy Warrenはまた、Ambrose Campbellが仕切るWest African Rhythm Brothersのロンドンでのレコーディングにも駆り出された。レコーディングにはカリビアンのホーン奏者が大挙して参加しており、帰国後、画期的なインパクトを与えることとなる。
 サックス奏者Chris Ajilo も同じくAfro Cubistsに深く傾倒した一人である。彼はロンドン・スクール・オブ・ミュージックで学んだ後、1955年、ラゴスでThe Cubanosを結成した。Baba Ani(Koola LobitosからEgypt 80までフェラ・クティと行動を共にしたLekan Animashaun)も後に彼のバンドのメンバーとなる。
  ”Ariwo”はハイライフーカリプソではなくトラディショナルなルーツを持ったアフロ・キューバン・ジャズの変種である。この曲はこれら音楽フォームのオープンなハイブリッド性の一例であり、海外生活から得るインスピレーションを受容した西アフリカ出身者の文化的な境遇を明らかにするものでもある。The Rhythm AcesのKing Bruce、シエラレオネ のカリプソニアンAli Ganda、E.T. Mensah 、Zeal Onyiaら、西アフリカのミュージシャン達は50年代をとおして成長を続ける在ロンドンのカリブ、西アフリカン・ミュージック・シーンを注視していたのだ。
 1960年代初頭には西アフリカにおけるカリプソは消滅しかけていた。合衆国のソウル、R&Bがカリブ音楽に取って代わり、トラディショナルでローカルなアフリカン・ミュージックにも復活の兆しがあった。
 しかし、死にゆくカリプソ・シーンの中から伝統を守るべく一人の伝承者が現れる。ナイジェリアのロード・キチナーの異名を取る Godwin Omabuwaである。ナイジェリア出身のボクサーDick Tigerについて威勢よく歌うのを得意とした。
Bobby Bensonのバンド出身者のひとりでもある彼のバンド、Casanova Dandiesには 、当時屈指のジャズ・モダニストであったMike Falanaが在籍していた。
彼は後にロンドンへ移り、Peter King’s African Jazz Messengersに参加することとなる。流行の移り変わりに直面しOmabuwaはほんの少しのレコードしか残せなかった。ラゴスでのライヴに集まるオーディエンスも激減した。しかし彼の登場は英領西アフリカでのカリプソの全盛期を締めくくるに相応しいものであった。
ーーー
と、DIGとか軽く済ませられないディープな研究ぶりが凄い編集盤です。ロンドンを舞台にカリブ海諸国、西アフリカ諸国のミュージシャンの音楽的な交流があったとは。。思わず世界地図開いてしまいました。
フィーリング一発でっていう聴き方もいいですが、ちょいと知識を仕入れていろいろ聴いてみるのもまた違った楽しみがあるものですな。
発売3/30となってましたが延期で4月半ばになるそう。リリースが楽しみな一枚!

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福岡出張セールのお知らせ・4/3(金)より

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明日4/3(金)より博多は天神 福岡ビルで催されるレコード・セールに当店も出店します!新入荷ジャズ、ヒップホップなど3000枚以上放出いたしますのでお近くの方は覗いてみて下さい。

THE SUBSTANCE OF MUSIC

日時 2009年 4月3(金)、4(土)、5(日)
場所 天神 福岡ビル 9階 大ホール
参加店舗
NEAT RECORDS(岩手)
だるまや(東京)
ドロップス(千葉)
KENT(静岡)
ルークレコード(三重)
レコードあんぐらあ(大和高田)
名曲堂(大阪)
レッドルスター(大阪)
VOX MUSIC(大阪)
TIME BOMB(大阪)
K-WEST RECORDS(大阪)
グリーンハウス(岡山)
DISK BOX(山口)
ティーンエイジドリーム(福岡)
ボーダーライン(福岡)
お問い合わせ
ボーダーラインレコーズ 本部 
tel 092-712-7155
e-mail border@borderlinerecords.co.jp
http://www.borderlinerecords.co.jp/index.html

Blossom Dearie/I Like London In The Rainなど入荷

こちらよう売れてます。
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BLOSSOM DEARIE/I LIKE LOND IN THE RAIN -7″
2月に亡くなったブロッサム・ディアリーがイギリスのみでリリースしたアルバムからの人気曲。イアン・カー、ハロルド・マクネアらUKのトップ・ジャズ・ミュージシャンが参加してる作品です。ピート・ロック、マッドリブらがサンプリングしたラグドなファンク・ビートと不釣り合いなウィスパー・ヴォイスがなんともストレンジな味わい。アナログ盤は未だリイシューされず、大枚はたいてオリジナルをゲットしても収録はB面ラストのため音質的に今ひとつ。。と今回の怪しいリイシューもゲットする理由は十分にアリかと。この手の盤は初回のみのプレスなので気になる方はお早めに〜
ちなみにオリジナルはコチラ。
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